MA移行のデータ整理、まるごと代行します

MAツールの切り替え・新規導入時に避けられないリスト整備を代行。旧システム抽出→重複削除→名寄せ→プロパティ統合→新MAインポートの6工程をワンストップで対応。データ品質の不安ごと引き取ります。

「移行前にリストを整理してからMAに入れてください」。ツールベンダーの担当者からそう言われたとき、手元には部署ごとにバラバラに管理されたExcelファイルと、旧MAからエクスポートしたCSVが数本ある。整理の仕方もわからないまま、移行スケジュールだけが迫ってくる。

そういうケースの相談が、私たちのもとには定期的に届きます。

MAへのデータ投入は「整形済みのCSVをアップロードするだけ」ではありません。旧システムの抽出から始まり、重複の排除、配信停止フラグの保全、プロパティのマッピングまで、移行前に解決すべき工程が複数あります。この記事では、MA移行でデータ整理が不可欠な理由と、Dr.Wallet BPOが提供する6工程の代行サービスの全容を説明します。

MA移行でデータ整理が不可欠な理由

MAツールは「正しいデータがある」前提で設計されています。スコアリングは属性と行動履歴の質に依存し、セグメントはプロパティ値が正確に入っていることが条件です。移行前のデータ整理を省略すると、ツールの機能を使えるようになるまでに時間がかかるどころか、そもそもシナリオが意図した通りに動かない状態が続きます。

重複リードがメール到達率を下げ、スパム認定リスクが発生する

同一人物・同一企業のリードが複数件登録されたままMAに投入されると、同一アドレスへの重複送信が発生します。メールサービスプロバイダ(ESP)の観点では、これは送信管理の不備として評価され、送信元ドメインのレピュテーションが下がります。スパム判定率が上がると、到達率が落ち、後続のメールキャンペーン全体に影響が出ます。

オプトアウトフラグが消えると特定電子メール法違反リスクになる

旧MAで「配信停止」登録済みの連絡先が、移行後に通常の配信リストに入ってしまうのは、単なる品質問題ではありません。特定電子メール法では、受信拒否の意思を示した相手へのメール送信は違法です。フラグの引き継ぎが正しく設計されていないと、法的リスクが発生します。

プロパティ名の不一致でシナリオ設計が最初からやり直しになる

旧MAに「担当業種:製造」という選択肢があっても、新MAのピックリストには「製造業」と登録されているケースがあります。この不一致があると、「業種 = 製造の場合にメールAを送信」というシナリオの条件が一致しなくなり、フローが機能しません。移行後に問題が発覚してからシナリオを再構築するのは、移行前に整理するより数倍の工数がかかります。

「移行後に問題が出てから整理する」のが最もコストが高い選択です。移行後に課題が出た場合、すでにMAのシナリオ設定やリスト分類が進んでいるため、データを整理し直すたびにシナリオ側も修正が必要になります。移行前に一度整備してしまえば、以後のシナリオ設計を正しいデータの上で積み上げることができます。データクレンジングの基本的な考え方はこちらのガイドでも整理しています。

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移行を失敗に終わらせる3つのパターン

パターン1 — Excelリストを無整備のままインポートして重複地獄

複数の部署が独自に管理していたリストをそのままマージして投入するケースです。展示会で取得したリスト・Webフォーム経由の問い合わせ・名刺管理ツールからのエクスポートが別々のファイルとして存在し、それを横に並べて一括アップロードしてしまうと、同一リードが3〜5件登録された状態になります。

この状態でスコアリングが稼働すると、行動スコアが分散します。同じリードのページビューやメール開封が3件の別レコードに積み上がるため、「どのリードが最もホットか」の判別が難しくなり、インサイドセールスへのパスが遅れます。重複が多いほどシナリオのヒット率が下がり、MA投資の費用対効果が出ません。

移行後に手作業でマージしようとすると、HubSpotであれば1件ずつの手動操作になります。重複が1,000件あれば1,000回の作業です。移行前に一括処理する方が圧倒的に効率的です。

パターン2 — プロパティの「翻訳」失敗でシナリオが即崩壊

旧ツールの選択肢「営業担当A/B/C」が新ツールでは担当者IDやメールアドレス管理に変わっており、そのままインポートしてしまうケースです。あるいは「業種:製造」が新MAでは「製造業」「メーカー」のどちらにも一致せず、空値として扱われるケースも起きます。

こうなると、プロパティ値を条件にしているすべての自動化フローが条件不一致でスルーされ、ウェルカムメールも育成シナリオも動きません。「MAを入れたのに何もメールが送られない」という状況は、インポート後に初めて気づく場合がほとんどです。

シナリオを丸ごと再設計すれば修正はできますが、設計・テスト・修正のサイクルを経ると、再設計コストが移行費用を上回ることがあります。

パターン3 — 配信停止フラグの引き継ぎ漏れで誤送信

旧MAで「配信停止」「オプトアウト済み」として登録されていた連絡先が、CSVエクスポート時にそのフラグを持たない状態で出力されてしまうケースがあります。旧ツールのエクスポート仕様によってはフラグが別カラムに入っており、見落としやすい形式になっていることもあります。

これを未確認のままインポートすると、停止済みの連絡先が通常リストに混入し、配信が走ります。クレームと配信解除が急増し、送信元ドメインのレピュテーションに長期的なダメージが残ります。一度落ちたレピュテーションの回復には一般的に3〜6ヶ月かかるとされており、その間のメール到達率低下はすべてのキャンペーンに影響します。

Dr.Wallet BPOが代行する6つの工程

データ整理の「何をやるか」が不透明なまま発注すると、後から認識齟齬が起きます。私たちは以下の6工程を契約前に明示し、各工程で検収ポイントを設けます。

STEP 1: 旧システム抽出・棚卸し

旧MAツール・CRM・ExcelリストのすべてのリードデータをCSVで抽出します。ファイル数・レコード数・カラム構成を棚卸しレポートとして整理し、どのデータを移行対象にするかの方針を確認します。

PDFや画像形式の名刺データなど、CSVに変換できないフォーマットが含まれる場合は、処理方針をこの工程で決めます。旧MAの管理画面へのアクセス権が一時的に必要な場合は、NDA締結後にお預かりします。

STEP 2: 重複検出・削除

メールアドレス・会社名・電話番号の3軸でマッチングを行います。完全一致に加え、表記ゆれ(株式会社 vs ㈱、全角半角差)も検知します。マスターレコードの選定ルール(最新登録日優先か、データ充足率優先かなど)を事前に合意のうえ、自動マージを実施します。

重複が検出された場合の処理件数と選定根拠は、作業ログとして記録します。マージ判断に迷うケース(同姓同名だが会社が異なる等)は、判断候補リストとしてお客様に提示し、方針を確認してから処理します。

STEP 3: 名寄せ・名義統一

同一人物の複数エントリーを一本化します。役職変更や社内異動を経て別の部署メールアドレスで登録されているケースも対象です。企業ドメイン単位で社名表記を統一し、法人格・部署名を標準化します(「事業部」「営業部」「部門コード」などの揺れを含む)。

BtoBデータでは、同一企業の本社・支社・子会社が別々のレコードとして登録されているケースが多くあります。どの粒度で統合するか(アカウント単位か拠点単位か)はお客様の営業・マーケ運用の設計に依存するため、この工程では方針確認を行ったうえで処理します。

STEP 4: データクレンジング

無効メール(存在しないドメイン・構文エラー・@前後に空白)の除去、電話番号フォーマットの統一(ハイフン有無・市外局番)、郵便番号と都道府県の整合性チェックと修正を行います。

また、メールアドレスのドメインが「gmail.com」「yahoo.co.jp」などの個人用フリーアドレスになっているBtoBリードは、法人宛での到達率が下がるケースがあります。フリーアドレスの件数は棚卸しレポートで可視化し、対処方針を事前に確認します。

クレンジングの詳細な手法についてはデータクレンジングガイドも参照してください。

STEP 5: プロパティ・スキーマ統合

旧MAと新MAのプロパティ定義を突合するマッピングシートを作成します。カスタムフィールドやピックリスト値の変換ルールを設計し、移行先ツールの制約(文字数・型・必須項目)に合わせて変換処理を実施します。

よく発生する問題の一つが、旧MAで「自由記述」だったフィールドが新MAでは「選択式(ピックリスト)」に変わっているケースです。この場合、旧データのテキスト値を新しいピックリストの選択肢にマッピングするルールを設計する必要があります。旧MAで入力されていた値のパターンを分析し、変換候補を一覧化したうえで確認いただきます。

HubSpot固有の対応(コンタクト・会社・取引の3層関連性、ライフサイクルステージ、Import APIの1ファイル50万行制限へのバッチ分割設計)についてはHubSpotデータクレンジングガイドで詳しく説明しています。

STEP 6: 新MAインポート・動作確認

サンドボックス環境での試験インポートでエラー件数をゼロにしてから本番に進みます。サンドボックス環境がない場合は、本番の少量バッチ(100件)での確認を行います。

本番インポート後はレコード数・プロパティ値の照合を実施し、既存シナリオ(ウェルカムメール・リードナーチャリングなど)の条件一致テストまで確認します。テストには、意図的にシナリオ条件にヒットするテストレコードを使って、フローが正しく動作することを検証します。

引き渡しレポートには、インポート件数・除外件数・変換ルール一覧に加え、配信停止フラグの保全状況を含めます。

6工程
Dr.Wallet BPOが代行するMA移行データ整理の標準工程。旧システム抽出からインポート確認まで一貫対応。
Dr.Wallet BPO サービス設計

対応ツール別の注意点

Marketo(Adobe Marketo Engage)

Marketoはリードデータベースにパーティション(ワークスペース)という概念があり、パーティション間でリードが共有されないケースがあります。どのパーティションのデータを移行対象にするかを最初に整理しないと、移行後に「別パーティションに同一リードが残っている」という状態になります。

カスタムオブジェクト(Salesforce CRMとの連携データを含む)やプログラムトークンの引き継ぎ方針は、データクレンジングとは別に設計が必要です。スマートリストの再定義は移行後作業として分離して管理すると、スケジュールが組みやすくなります。

Account Engagement(旧Salesforce Pardot)

Salesforce CRMとの連携において、ProspectレコードとContactレコードのIDが一致していることが前提条件です。Prospect重複は「Visitor→Prospect変換」という仕様上、Webフォーム経由で入力するたびに新規Prospectが生成されやすく、旧環境に重複が蓄積しているケースが多いです。

カスタムフィールドの上限は100件のため、移行先での統廃合計画を事前に立てておく必要があります。

HubSpot

コンタクト・会社・取引の3オブジェクト間の関連性は移行後も維持する必要があります。Excelリストをそのまま投入するとコンタクトのみが移行され、会社レコードや取引履歴との紐づけが失われます。Excelから移行する場合は、会社レコードを先にインポートしてIDを取得し、そのIDをコンタクトの関連付けフィールドに設定してから2回目のインポートを行う手順が標準です。

ライフサイクルステージ(リード・MQL・SQL・顧客など)の再マッピングは営業チームとの合意が必要なため、データ処理より前に決めておくことを推奨します。HubSpotのImport APIは1ファイルあたり50万行の制限があり、それを超えるデータは分割インポートが必要です。分割単位と順序の設計もSTEP 5の工程で行います。

費用と納期の目安

料金はデータ件数と工程の複雑性によって変わります。初回ヒアリング(無料・60分)後に固定価格で見積もりを提示します。変動費はありません。

データ規模推定工期料金目安
〜5,000件1〜2週間応相談
5,001〜30,000件2〜4週間応相談
30,001件〜4週間〜応相談

料金は工程の組み合わせによって変わります。重複削除・名寄せ・クレンジングのすべてが必要なケースと、プロパティマッピングとインポートのみを依頼するケースでは、作業規模が異なります。サンプル診断後の見積もり段階で、工程ごとの料金内訳を開示します。

追加費用が発生するのは、ソースシステムが5種類以上の場合と、PDF名刺・手書き帳票などの非構造化データが含まれる場合です。

「まず現状のデータ量だけを把握したい」という相談のみも受け付けています。サンプル診断は無料のため、移行の判断をする前の情報収集目的でも利用できます。

2週間以内
〜5,000件規模のMA移行データ整理の標準工期目安。サンプル診断は3営業日以内に結果をお伝えします。
Dr.Wallet BPO 業務実績

発注から完了までの流れ

STEP 1: ヒアリング(無料・60分)

旧システムの種類・リード件数・移行先ツール・希望納期を確認します。この時点でスコープが確定していなくても問題ありません。「何が課題かまだわかっていない」という段階のご相談も多くいただきます。

STEP 2: 現状診断

サンプルCSV(100件)を送付いただき、品質課題と必要工程を診断レポートで提示します。3営業日以内を目標にしています。このレポートの内容をもとに、次の見積もりが確定します。

STEP 3: 見積もり・契約

固定価格で提示します。NDA締結後に本番データをお預かりします。

STEP 4: データ処理

6工程を実施します。週次の進捗共有があるため、スケジュールの見通しは常に共有されます。

STEP 5: 検収・納品

インポート完了レポートと変換ルール仕様書を納品します。サンドボックスでの動作確認が取れた状態で引き渡します。

STEP 6: アフターフォロー

納品後2週間は問い合わせ無償対応です。本番移行後に想定外のデータ不整合が発生した場合も、まず連絡してください。


データ整理で詰まったら、まず診断だけでも構いません。サンプルデータ100件を送るだけで、現状の課題と必要工程を無料で診断します。移行スケジュールが決まっていない段階でも相談できます。

無料データ診断を申し込む


よくある質問

どのファイル形式に対応していますか?

CSV・Excel(.xlsx/.xls)・各MAツールのエクスポートファイルに対応しています。ツールのAPIエクスポートの代行も可能です。PDFや画像形式の名刺データなど非構造化データは、別途対応方針を確認してから対応します。

データはどのように管理されますか?

処理期間中はパスワード付き暗号化ストレージで保管します。納品完了後14日以内に完全削除し、NDAを標準で締結します。個人情報保護方針はサービス申し込み時に書面で提示します。

移行先のMAツールへのインポート作業まで含まれますか?

STEP 6でカバーしています。ツールへのアクセス権を一時的にお預かりして対応します。権限は作業完了後に速やかに返還します。

MA移行がすでに完了しているが、データが汚い状態。今からでも依頼できますか?

移行後のデータクレンジングも承っています。まず現状のサンプルデータ(100件)を診断して、必要な工程と工期をお伝えします。

Marketo・Account Engagement以外のツールは対応していますか?

Zoho CRM・Sansanなど他ツールからの移行も対応可能です。まずヒアリングで詳細を確認します。

よくある質問

どのファイル形式に対応していますか?
CSV・Excel(.xlsx/.xls)・各MAツールのエクスポートファイルに対応しています。ツールのAPIエクスポートの代行も可能です。PDFや画像形式の名刺データなど非構造化データは、別途対応方針を確認してから対応します。
データはどのように管理されますか?
処理期間中はパスワード付き暗号化ストレージで保管します。納品完了後14日以内に完全削除し、NDAを標準で締結します。個人情報保護方針はサービス申し込み時に書面で提示します。
移行先のMAツールへのインポート作業まで含まれますか?
STEP 6でカバーしています。ツールへのアクセス権を一時的にお預かりして対応します。権限は作業完了後に速やかに返還します。
MA移行がすでに完了しているが、データが汚い状態。今からでも依頼できますか?
移行後のデータクレンジングも承っています。まず現状のサンプルデータ(100件)を診断して、必要な工程と工期をお伝えします。
Marketo・Account Engagement以外のツールは対応していますか?
Zoho CRM・Sansanなど他ツールからの移行も対応可能です。まずヒアリングで詳細を確認します。
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